「感動地」審査で最高賞 瀬戸内町のゼログラヴィティ 「観光の多様性」高評価(2024/03/31)
バリアフリーで海遊びが体験できる複合施設「ゼログラヴィティ」(瀬戸内町清水、鳥畑純一代表)がこのほど、観光の多様性や公平性を審査する「ジャパントラベルアワード」(株式会社しいたけクリエイティブ主催)の2024年グランプリに選ばれた。障がい者も健常者もすべての人が楽しめるマリンアクティビティを提供する工夫や努力が高評価されている。
23年群島入り込み・入域客数 奄美来島客、19%増の64万人 コロナ前の9割超に回復(2024/03/31)
県大島支庁は27日、2023年「奄美群島への入り込み・入域客数」の実績をまとめ、発表した。群島外から訪れた入域客数は前年比19・6%増の64万1575人。過去最多だったコロナ禍前の19年比で94・3%まで回復した。増加は3年連続で、新型コロナウイルスの感染症法上の分類が5類に移行したことを背景に、人の流れが回復しつつあるとみられる。
幻の花「イルカンダ」開花 ひっそりと〝森のシャンデリア〟 徳之島.(2024/03/30)
「幻の花」とも称される「イルカンダ(ウジルカンダ)」の花が、今春もひっそりと豪華に開花している。世界自然遺産登録域を含む徳之島の最高峰「井之川岳」(645㍍)に連なる徳之島町井之川地区の森林。ブドウの巨峰のような形と大きさの赤紫色の花が緑陰に下垂し、まるで〝森のシャンデリア〟の趣きだ。
島バナナリキュール誕生 沖永良部研究から開発 鹿大生が起業し3月発売(2024/03/30)
沖永良部島でとれた島バナナを使ったリキュール「BASHAMU no(ばしゃむの)」が発売され注目を集めている。20日、奄美市名瀬の奄美川商ホール(奄美文化センター)で行われた「第1回ぐ~んとマーケット」で同時開催された「2023年度奄美島一番コンテスト」(奄美群島観光物産協会主催)で食品部門・優秀賞を受賞、4月中旬頃から龍郷町の総合スーパー・ビッグツーで販売されことが決まった。
春本番 新緑輝く 奄美大島(2024/03/29)
照葉樹に覆われた奄美の森で若葉が一斉に芽吹き、新緑がまぶしい季節を迎えた。柔らかなもえぎ色のイタジイの花、タブノキやイジュの朱色の新芽などに彩られ、山肌はすっかり春の装いだ。
アマミノクロウサギを守ろう エコバッグで啓発 東京の児童らに感謝状 奄美市(2024/03/29)
アマミノクロウサギの保護を目指し、2021年度から「アマミノクロウサギ守ろうプロジェクト」に取り組む昭和女子大学付属昭和小学校(東京都)の教諭と児童らが28日、奄美市名瀬の同市役所を訪れた。安田壮平市長は児童たちによる啓発活動の功績をたたえ、感謝状を贈った。
「送り節」で見送り 教職員との別れ惜しむ 宇検村田検(2024/03/28)
ハレ おこれーこーれーおーこーれーよー はーまーしょうがーあでおーこーれー(送ろう 送ろう 浜まで送りましょう)―。宇検村田検集落で27日、春の人事異動で集落(シマ)を離れる教職員の出発式があり、教え子や住民らは別れの唄である「送り節」を歌いながら別れを惜しんだ。
部員5人がC級コーチに 高校生の合格は県内初 徳之島高サッカー部(2024/03/28)
県立徳之島高校のサッカー部員5人がJFA(日本サッカー協会)のC級コーチ養成講習会を受講して資格を取得した。県サッカー協会によると、県内で高校生がC級コーチの資格を取得したのは初めて。徳高サッカー部の瀬戸口僚監督(27)は「今後もサッカーについて学び続けて奄美群島の競技発展に貢献する人材になってほしい」と教え子たちの成長に目を細めた。
県内初、郵便局で証明書交付 役場遠方の利便性向上 龍郷町秋名(2024/03/27)
龍郷町は26日、マイナンバーカード(個人番号カード)を使って住民票の写しなどの証明書を交付するサービスを同町の秋名郵便局(水野清浩局長)で開始した。「セパレート型キオスク端末」を県内で初めて設置し、役場から遠い秋名集落周辺の利便性を向上させる狙い。端末の操作を体験した竹田泰典町長は「機械の操作が苦手な人でも使いやすいのでは。今後も町民サービスの充実へ向けた取り組みを進めていきたい」と述べ、端末の活用を呼び掛けた。
「徳之島の餅もらい」指定 県文化財答申 無形民俗は9件目 「全体が参加者となって継承」(2024/03/27)
県文化財保護審議会(本田道輝会長)は26日、「徳之島の餅もらい行事」を含む3件を県指定文化財とするよう県教育委員会に答申した。3件の内訳は有形1件、無形民俗2件で、今回指定を受けると、奄美群島では9件目の無形民俗文化財となる。
紬技術専門学院 織工の道へ、中尾さん門出 支援センターで修了式(2024/03/26)
大島紬の技術者を育てる本場奄美大島紬技術専門学院(校長・黒田康則本場奄美大島紬協同組合理事長)の2023年度修了式が25日、奄美市名瀬の市産業支援センターであった。織りの技術や知識を身に付けた生徒が修了証書を受け取り、職人としての第一歩を踏み出した。
壁新聞全国コン 全国フェスで発表、交流を楽しむ 日本環境協会賞の阿室小中(2024/03/26)
宇検村の阿室小中学校エコクラブが、「全国エコ活コンクール」(主催・公財日本環境協会、後援・文部科学省・環境省など)の壁新聞部門で「日本環境協会賞」に。鹿児島県では初の受賞に輝いた。24日、渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターで開催された「全国フェスティバル」に参加したメンバーらは、多くの仲間たちの前で発表、交流を楽しんでいた。
「闘牛の島とくのしま」上映会 地元の子ら出演、約740人観賞 徳之島舞台に第2作(2024/03/25)
徳之島を舞台にした地方創生短編映画の第2作「闘牛の島とくのしま」(徳之島3町制作)の地元上映会(無料)が23日夜、徳之島町文化会館など3町会場であった。出身者有志が自主制作の「くじらの島とくのしま」に続く第2弾。開催地の中で「最も熱い」とされる同島の闘牛を題材に、多くの島の子どもたちも出演し、闘牛の育成に懸ける愛情や情熱、成長を描いた青春物語を約740人が観賞した。
「買い物弱者」支援促進 県、新年度 相談窓口を社協に設置 県内で14万人と推計(2024/03/25)
流通機能や交通網の弱体化とともに、食料品など日常の買い物が困難な状況に置かれている人々を指す「買い物弱者」(経済産業省定義)。県内には約14万人存在すると推計される中、県は新年度、新規に支援促進事業に取り組む。住民などからの相談を受ける窓口を県や市町村の社会福祉協議会に設置し、市町村が行う買い物弱者対策の取り組みを支援する。
西郷小浜公園が完成 「末永く愛される公園に」 龍郷町(2024/03/24)
龍郷町の西郷小浜公園が完成し23日、竣工(しゅんこう)式があった。式には竹田泰典町長や志學館大学の原口泉教授ら来賓が出席し、多くの町民らも来場した。会場を訪れた町民らはテープカットなど式典を見守るとともに、西郷菊次郎ミュージカルや八月踊りなど祝賀イベントを楽しんだ。
『東京奄美通信』が最新刊発行 首都圏に魅力伝える さらなる情報を募集中(2024/03/24)
首都圏の多くの人たちに奄美群島の魅力を伝える無料の雑誌『東京奄美通信』はこのほど、第2号が刊行された。手掛けているのは、会社経営者の手塚一郎さんだ。群島には縁もゆかりもない手塚さんだが、「皆さんの情報をお待ちしております」と広く呼び掛けている。
認定ガイド、新たに15人 群島内で交付式 奄美群島エコツーリズム推進協(2024/03/23)
奄美群島内の認定エコツアーガイドの認定証交付式が22日までに各島で行われた。2023年度は4島15人が新規交付を受け、5島57人が更新。17年度の制度導入からの認定者数は計176人となった。奄美群島の自然や文化について深い知識を持ち、来訪者に安全で質の高い体験を提供する。
奄美―沖縄間で運賃軽減 新たな対象路線、割引額発表 準住民に介護帰省を追加 奄振交付金活用事業(2024/03/23)
県は22日、奄美群島振興交付金を活用した航路・航空路運賃軽減事業で、奄美各島(喜界島を除く)―沖縄間を加えた新たな離島割引の適用対象路線・区間、割引額を発表した。鹿児島―奄美群島間で割引制度を利用できる「準住民」の対象には4月から、奄美に住む家族の介護のために帰省する親族を追加する。
「ぱくっと『よもぎもっちー』」 高校生が新商品にアレンジ 徳之島高生ら完成披露(2024/03/22)
「『よもぎもっちー』ぱくっと召し上がれ!」――。JAL(日本航空)と徳之島町がクラウドファンディング(CF)で支援し、県立徳之島高校の生徒たちが同島古来の伝統食「よもぎ餅」に焦点を当てて、若者感覚でアレンジした新商品「ぱくっと『よもぎもっちー』」の完成披露発表会が21日、同町役場であった。「ひとくちサイズで食べやすい。パッケージもかわいい」だ。
知名町住吉小 フラワーアレンジメント作り 卒業生へ感謝の気持ち込め(2024/03/22)
JAあまみ知名青壮年部によるフラワースクールが21日、知名町立住吉小学校(牧口廣久校長、児童47人)であった。1~5年生37人が、22日に開催される卒業式用のフラワーアレンジメント作りに挑戦した。
ユニーク特産品が勢ぞろい 最優秀賞にシーグラスグミ、紬柄ふきん 島一番コンテスト(2024/03/21)
奄美群島の特産品製造業者らが集まる物産展・商談会「第1回ぐーんとマーケット」が20日、奄美市名瀬の奄美川商ホール(奄美文化センター)で開かれた。優れた特産品を選ぶ「島一番コンテスト」も同時開催され、来場者も投票などで審査に参加。同コンテストでは食品部門で有限会社パリティビット(奄美市名瀬)の「シーグラスグミ」、工芸・生活用品部門ではアビコムデザイン合同会社(奄美市名瀬)の「紬POPかや生地ふきん」が最優秀賞に輝いた。
「咲八姫」を初出品 ドーハ国際園芸博覧会で展示 えらぶゆりブランド産地推進協(2024/03/21)
2023年10月2日からカタール・ドーハで開催されている国際園芸博覧会に、えらぶゆりブランド産地推進協議会が出品した沖永良部島産テッポウユリ「えらぶゆり」の切り花5品種が展示されている。八重咲きの県育成品種「咲八姫(さくやひめ)」を初出品。来場者の注目を集めている。
道の駅「とくのしま」に登録証 地域の食、伝統文化発信 防災拠点活用も期待(2024/03/20)
国土交通省が2月16日付で登録した徳之島初の道の駅「とくのしま」(徳之島町花徳)の登録証の伝達式が19日、徳之島町役場であった。同省九州地方整備局鹿児島国道事務所の竹下卓宏所長が申請者の高岡秀規町長に手渡し、地域の食や伝統文化の発信による地域活性化のみならず、災害発生時の防災拠点としての機能発揮にも期待を寄せた。
沖永良部産コーヒーを栽培する「ノアコーヒー」 カフェ1周年で豊作祭(2024/03/20)
沖永良部島で無農薬のコーヒー豆を生産する「ノアコーヒー」が3月16日、「豊作祭」を開催した。同園が運営するカフェ前のスペースで同島内の飲食事業者などが出店し、コーヒーのほか、フライドポテトやピザ、たこ焼き、黒糖焼酎などを振る舞った。
天城町農業センター「春の苗もの市」好評 切り花・トマト収穫体験も人気(2024/03/19)
天城町農業センター(同町瀬滝)恒例の「春の苗もの市」が18日、同センターであった。農業研修生や町内の農家たちが丹精を込めて育苗した野菜や花木類の苗を安価で放出した。トルコギキョウの切り花やミニトマト収穫体験コーナーも人気を集め、町内外から508人が訪れた。
知名町黒貫 ジャガイモの掘り取り作業 ふるさと納税の返礼品に(2024/03/19)
知名町黒貫字(高風勝一郎区長、60世帯114人)の住民22人が17日、ジャガイモの収穫作業を行った。ふるさと納税の返礼品として全国各地に送られる。同字では、地域の活性化を目的に3年前からジャガイモ栽培をスタート。昨年度、町のふるさと納税返礼品メニューに採用された。
未移出食材、東京で熱視線 果実や魚、プロがアレンジ 奄美群島産の魅力発信(2024/03/17)
奄美群島外では販売されることの少ない規格外のタンカンや低利用・未利用の海魚など奄美群島のおいしい「B級農水産物」を、食のプロたちにアレンジしてもらい東京で流通させる試みが進んでいる。レストランで食材として利用してもらったり、レトルト食品に加工して販売したり。食を通じて奄美の魅力を発信しながら、生産者らの新たな収入につなげるのが狙いだ。
与論島3小学校の6年生児童が卒業制作 学区内の護岸をにぎやかに彩る(2024/03/17)
与論町立与論小学校・茶花小学校・那間小学校の6年生児童が卒業の思い出作りに、それぞれの学区内に護岸壁画を制作した。
グリーンスローモビリティ実証走行開始 名古屋大開発の自動運転技術活用 知名町(2024/03/16)
グリーンスローモビリティ(低速電動車両)を活用した実証走行の開始を祝う式典が15日、知名町の観光スポット「昇竜洞」であった。同町役場や名古屋大学などの関係者ら約20人が参加し、実証走行で用いる車両の乗り心地を確かめた。実証走行は16日から。
「高校生サミットin奄美」初開催 群島全高校が研究発表 大学研究者らが指導助言行う(2024/03/16)
奄美群島の高校生が一堂に会し研究発表を行い、大学教授ら専門家の指導助言を受ける第1回「高校生サミットin奄美」が15日、奄美市名瀬の大島高校であった。同日設置宣言された「奄美群島高校探究コンソーシアム」(貴島邦伸会長)主催。島内外から11校が参加、9校10組がST(総合的な探究の時間)で取り組んだ研究成果を発表した。奄美群島を研究フィールドとする大学教授らが、専門家の立場から調査手法や課題の視点などについてアドバイス。個別に自らの知見を語り掛ける場面も見られ、生徒たちの学びの場となった。同校の1、2年生426人を含む約550人が参加した。
復帰70周年記念花火実行委 「結の心」被災地に届け 義援金、日赤県支部に贈呈(2024/03/15)
奄美群島日本復帰70周年記念花火実行委員会は14日、鹿児島市の日本赤十字社鹿児島県支部で能登半島地震への災害義援金を贈呈した。
「銀水洞」の復旧支援 96万4千円を観光協へ贈呈 クラウドファンディング活用 知名町(2024/03/15)
昨年6月の豪雨で被害を受けた知名町にある鍾乳洞「銀水洞」の復旧を支援しようと、同町は14日、クラウドファンディングで集めた寄付金をおきのえらぶ島観光協会に贈呈した。
「優れた地域塾」に認証 ゆんぬエイサー、郷土の人材育成 与論町(2024/03/14)
「かごしま地域塾」として活動する与論町のエイサー団体「ゆんぬエイサー」(裾分大喜代表)がこのほど、2023年度「優れた地域塾」に認証された。次世代継承に向けた子どもたちへの指導などが評価された。
子ども教育)島外生活をアドバイス 高校卒業生と島立ち座談会 沖永良部島・シマスキ(2024/03/14)
卒業式を終えた高校3年生を対象とした「ちばりよー島立ち座談会」が8日、知名町のコミュニティースペース「entaku」であった。高校生と役場職員や大学生など島内外の島関係者約50人が参加。進学や就職で島を出る高校生を囲んで、島外生活の楽しみや不安を語り合い、交流を深めた。
お湯の力で除草 特定外来種の防除実験 奄美大島(2024/03/13)
環境省奄美野生生物保護センターと島内5市町村でつくる奄美大島自然保護協議会は12日、瀬戸内町で特定外来生物のつる性植物ツルヒヨドリの防除実験を行った。ドイツの清掃機器メーカー日本法人のケルヒャー・ジャパン(神奈川県横浜市)らが協力し、熱湯を散布して植物を枯らす新たな外来種対策を検証。除草剤の使用や人力での駆除が困難な場所での作業効率化を期待している。関係者は「効果を確認して導入を検討したい」と話した。
新たな一歩へ、門出祝福 中学生1038人が卒業 奄美群島(2024/03/13)
奄美群島の中学校と小中併設校で12日、2023年度卒業式が行われた。県大島教育事務所によると、大島地区の中学校の卒業生は1038人(2月9日現在)。卒業生がゼロの中学校は奄美市の住用、宇検村の久志、名柄の3校で、卒業生が1人の中学校は宇検村の阿室、瀬戸内町の池地、油井、徳之島町の尾母、手々の5校だった。各校では、9年間の義務教育を終えた生徒たちの門出を祝福した。
城南海さんデビュー15周年記念コンサート 16日 、奄美で(2024/03/12)
奄美出身の城南海さんが、16日に「ウタアシビ・デビュー15周年記念・奄美公演」を行う=ポスター=。新作アルバムを引っ提げたもので、地元の子どもたちとのコラボレーションも予定されている。「アマホームPLAZAマチナカホール」(奄美市市民交流センター)で午後5時(開場午後4時30分)から、透き通った歌声が響き渡る。
ようやく晴れ間、「龍の目」ともる 龍郷町円 かがんばなトンネル(2024/03/12)
朝晩の低温、曇天や降雨、強風と冬に戻ったかのような天候が続いていた奄美地方だが、ようやく晴れ間が広がった10日、「龍の目」がともった。今年のえと・辰(たつ)を象徴するような風景は、貴重な観察の機会となったようだ。
沖永良部初の訓練始まる 日米共同アイアン・フィスト 知名町(2024/03/11)
陸上自衛隊と米海兵隊による日米共同訓練「アイアン・フィスト(IF)24」は10日、知名町で陸上戦闘訓練を行った。沖永良部島で日米共同訓練が行われるのは初めて。日米の戦闘ヘリコプターに護衛された輸送ヘリ計3機が沖合から大山総合グラウンドに着陸し、隊員が地上で合流。大山野営場(キャンプ場)へ展開し、日米共同の戦闘訓練を行った。11日は和泊町の笠石海岸で、日米の偵察用ボートによる着上陸訓練がある。
島内外から1704人 5年ぶり、花の島ジョギング 沖永良部島(2024/03/11)
第40回花の島沖えらぶジョギング大会(同実行委員会主催)は10日、和泊町の笠石海浜公園を発着点に開催された。島内外から4種目に計1704人がエントリー。青空の下、沿道の景色や家族、友人との交流を楽しみながら、思い思いのペースでゴールを目指した。
タンカンの木オーナーで返礼品 収穫体験、採れたて味わう 奄美市ふるさと納税(2024/03/10)
自治体への寄付となるふるさと納税は、返礼品が選ぶ判断の要素となっている中、奄美市は産物だけでなく体験もできる返礼品を新規に扱っている。昨年末に受け付けた「奄美たんかんの木まるごと1本オーナー権」で、第1号となった寄付者が今月上旬来島し、特産果樹・タンカンの収穫を体験。山地にある果樹園で生産農家との会話も楽しみながら採れたてを味わい、好評だった。
花の島沖えらぶジョギング大会前夜祭 フラワーフェスティバルで士気高める(2024/03/10)
奄美群島日本復帰70周年記念第40回花の島沖えらぶジョギング大会の前夜祭「フラワーフェスティバル」(和泊町商工会青年部主催)が9日、同町立和泊中学校体育館であり、島内外から集まったランナーが本番に向けて士気を高めた。
徳之島町「ふるさと納税で町を元気に!」 奄美初、3GCFで1850万円(2024/03/09)
徳之島町は今年度、新たに奄美群島初となる三つの自治体ふるさと納税型クラウドファンディング(GCF)プロジェクトを立ち上げて推進。合計目標金額997万6千円の倍となる過去最高の1856万1500円(今月8日現在)を達成。多方面からの協力に感謝し「ふるさと納税で徳之島町をもっと元気にしたい」とアピールした。
奄美黒糖焼酎も認定 文化庁の「100年フード」公式サイトで紹介(2024/03/09)
文化庁は、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を、100年続く食文化「100年フード」と名付け、文化庁とともに継承していく取り組みを進めている。今年度追加認定が発表され、江戸時代以前から伝わる「伝統」部門で、県内から薩摩焼酎、奄美黒糖焼酎が認定された。公式ウェブサイトで紹介しているほか、ロゴマークを活用することもできる。
県知事スポーツ部門表彰 龍山(個人)、古仁屋中(団体)が相撲で(2024/03/08)
2023年度知事表彰「スポーツ部門」表彰はこのほど、鹿児島市の県総合体育センター体育館であった。個人表彰29人、団体表彰18団体(89人)で、この中で瀬戸内町の龍山和彦(町職員)(29)が個人表彰、古仁屋中学校相撲部が団体表彰を受けた。授賞式に参加できなかった受賞者に対して授与式が7日、町役場であった。県教育庁大島教育事務所の溜清弘所長から、龍山に表彰状とカップ、古仁屋中相撲部に表彰状と楯、メダルが手渡された。
沖高と志學館大が連携協定 進路の可能性広げるきっかけに(2024/03/08)
高校教育と大学教育の活性化を目指し、沖永良部高校(德留健作校長、生徒数227人)と志學館大学(飯干紀代子学長)は7日、包括連携協定を締結した。沖高の德留校長は「志學館大学がこれまで積み上げてきた知の財産を提供してほしい。これを機会に、生徒たちの進路や学習に対する意欲をさらに高めることができるだろう」と期待を込めた。
機内で喜界島をPR 「花良治みかんキャンディ」 JACで提供開始(2024/03/07)
奄美群島などの離島を結ぶ日本エアコミューター(JAC)はこのほど、喜界島で生まれた幻の果実を使った「花良治(けらじ)みかんキャンディ」を機内で提供開始した。喜界島産農産物をPRし、就航地の活性化につなげる。
2日間の日程が終了 大島学区は最終0・64倍 県内公立高校入試(2024/03/07)
県内公立高校の2024年度入学者選抜学力検査は6日、各会場で社会、数学の学力検査と面接があり、2日間の日程を終えた。県教育委員会によると、学力検査定員1万1033人に対して8943人が受験。全日制と定時制を合わせた最終受験倍率は0・81倍で14年連続で1倍を下回った。受験者が1万人を切るのは7年連続。最終日は社会の問題で資料に一部誤りがあったものの、別紙を配布して対応し大きなトラブルはなかった。
「がじゅまるの家」が大賞 住友生命の「子育てプロジェクト」 奄美群島で初の受賞(2024/03/06)
第17回「未来を強くする子育てプロジェクト」(住友生命保険相互会社主催)の最高賞の「スミセイ未来大賞」と「内閣府特命担当大臣賞」に、徳之島町のNPO法人親子ネットワーク・がじゅまるの家(野中涼子理事長)が輝いた。東京都内で5日、表彰式があり、野中理事長らが出席し表彰状を受け取った。
住民視点で描く町づくり 「みらい会議」初開催 喜界町(2024/03/05)
地域が直面する課題解決や未来に向けた町づくりを住民主体で話し合う「喜界島みらい会議」が3日、同町役場コミュニティホールであった。初開催で、島内の中学生から高齢者まで約100人が参加し、島の人口減少を踏まえた「農業・産業」と「島の未来に残したいもの」をテーマに意見交換。官民や業種、世代の隔たりなく、率直で自由な考えや目標を寄せ合った。
過疎化深刻「避難検証を」 大和村JMATが報告 能登地震支援(2024/03/05)
国民健康保険大和診療所(大和村)の医師らで構成する日本医師会災害医療チーム(JMAT)は4日、大和村防災センターで、能登半島地震の被災地で行った医療支援の活動報告会を開いた。同診療所の小川信医師(49)は震災後の町の状況に触れ、町外に避難した多数の住民が今後、戻ってこなくなる可能性も懸念。「(地域外への)避難が本当に良かったのか、検証が必要だ」と話した。
島への思い、ラップに 「ワランキャ」プロジェクト 知名町(2024/03/04)
子どもたちの表現力の向上を目的とした知名町のプロジェクト「エラブワランキャ」の今年度最後のイベントが3日、同町のおきえらぶ文化ホールあしびの郷・ちなであった。日置市在住のラッパー泰尊さん(36)が島での出合いを通じて制作した「エラブワランキャ」「南国エレジー」などのラップを披露。未就学児から高齢者まで約100人の観客に島への思いを伝えた。
伝統の黒糖産業に公的支援を 国文化財化と「がん抑制」 大きな注目 〝二重の好機〟生かせ(2024/03/04)
国の文化審議会は「薩南諸島の黒糖製造技術」の無形民俗文化財指定を文部科学大臣に答申し、近く官報告示される。一方では、長寿者の割合が比較的高くその黒砂糖(黒糖)をおやつにしている奄美群島民を対象としたコホート研究(要因対照研究)で、黒砂糖の摂取が多い人ほど「がんの発症リスクが低い」との学術論文が発表され、注目されている。
指さし会話帳が完成 外国人との意思疎通を支援 おきのえらぶ島観光協(2024/03/03)
一般社団法人おきのえらぶ島観光協会(德田英輔会長)はこのほど、日本語での会話が困難な外国人との意思疎通を支援する「指さし会話帳」を完成させた。記載言語は英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語。沖永良部島には2023年度、海外からのクルーズ船が2隻寄港しており、今後も増加が予想される外国人旅行者とのコミュニケーションツールとして、心のハードルを下げることに一役買う。
後継樹づくりへ活動 集落理解得てソテツの種子採取 笠利町城間では子ども会参加(2024/03/03)
奄美大島では、ソテツを加害する外来カイガラムシ(アウラカスピス・ヤスマツイ=英語表記の通称CAS〈キャス〉)被害が拡大し収束が見通せない中、後継樹づくりに向けた活動が地元の保全グループによって進められている。集落への働き掛けで区長の理解を得ながら進めており、被害が及んでいない健全株から種子(ソテツの実のナリ)を採取し、域外保全を図る。
群島内高校で卒業式 660人が学びや巣立つ コロナ禍経て成長(2024/03/02)
奄美群島の定時制を含む高校8校で1日、2023年度の卒業式があった。2月21日に式を挙行した県立与論高校を含め、今年度は群島内で計660人が卒業。新型コロナ禍で入学し、さまざまな制限を経験しながらもたくましく成長した3年生が学びやを巣立った。
奄美大島食肉センター開所 安全・安心な食材提供へ 初の防衛省「周辺施設整備事業」 奄美市(2024/03/02)
奄美市が同市名瀬朝戸に整備を進めてきた奄美大島食肉センターがこのほど完成し1日、同地で開所式があった。同市では防衛省の「防衛施設周辺民生安定施設整備事業補助金」(補助率3分の2)を活用して完成した初の施設で、製品の安全性を確保する衛生管理手法「HACCP」に対応。徹底した衛生管理と作業効率の改善で、安全・安心な食肉提供を目指す。
ドローン輸送事業開始 瀬戸内町とJALが会社設立 古仁屋と請・与路結ぶ(2024/03/01)
瀬戸内町と日本航空(JAL)は小型無人飛行機(ドローン)の運航会社「奄美アイランドドローン(AID)」を設立し、29日、輸送サービスの提供を開始した。同町古仁屋と請島、与路島を空路で結び、日用品や医薬品、災害時の救援物資などを運ぶ。民間航空会社と地方自治体が共同でドローン専門会社を設立するのは全国初。鎌田愛人町長は「本町のみならず全国の離島の課題解決に向けた大きな一歩になる」と期待を寄せた。
最優秀賞は市来さん グラジオラスが知名町長賞 3部門55点を審査 知名町切り花品評会(2024/03/01)
2023年度知名町切り花品評会(同実行委員会主催)は28日、町中央公民館であった。町内の花卉(かき)農家から3部門55点の出品があり、各部門金賞の中から選ばれる知名町長賞(最優秀賞)には市来誠矢さんのグラジオラス(品種ソフィー)が輝いた。