与論島に革新を コンテストで8組がアイデア発表 大賞は裾分さんの経営者支援プラン(2023.02.28)
コンテストは、地域課題を資源と捉えて新たなビジネスや価値を創出する人材を育成するのが狙い。昨年に続き2回目。入賞者には事業支援金などが贈られる。
駆除して!食べて!活用を 知名町大山で「外来植物展」イベント 中学生きっかけで開催(2023.02.28)
外来植物について学ぶ「駆除して!食べて!染めて!外来植物展」(環境省徳之島管理官事務所主催)は23日、知名町の大山であった。親子連れなど45組119人が参加。ウオークラリーやカフェ、ワークショップがあり、沖永良部島の外来植物を知って駆除するとともに、その活用方法を学んだ。
島の味忘れないで 〝島立ち〟前に郷土料理学ぶ 与論高校3年生(2023.02.27)
与論町の県立与論高校(甲斐修校長)で17日、進路が決まった3年生25人を対象とした郷土料理の調理実習があった。同町の食生活改善推進員連絡協議会(基真理子会長)会員を講師に招き、卒業生らは幼い頃から親しんだ〝島の味〟を学んだ。
「顔が見える」卒業式へ マスク外せる解放感、抵抗も 高校卒業式シーズン(2023.02.27)
卒業式シーズンを前に文部科学省は10日、学校の卒業式で「マスクを着用しないことを基本とする」と各都道府県の教育委員会などに通知した。奄美群島では、ほとんどの高校で28日に卒業式が開かれる。各高校では式典の一部でマスクを外したり、着用を求めず個人の判断に委ねたりと状況に合わせて対応。4年ぶりの「顔が見える」卒業式に、卒業生たちからは「やっと顔を見せられてうれしい」「今さらマスクを外すのは抵抗がある」など、期待や不安の声が上がった。
東京競馬場で徳之島物産展 ジャガイモ、タンカン大人気(2023.02.25)
東京都府中市にある、日本中央競馬会(JRA)の東京競馬場で、このほど徳之島の物産展が開催された。場内のホールには、ジャガイモ、タンカンのほかパパイア漬けや純黒糖なども並べられた。島の魅力あふれる食材に多くの人が訪れていた。
古銭作り楽しむ 琉球王国時代の「世高通宝」 親子連れでワークショップ 喜界町(2023.02.25)
琉球王国時代に流通していた古銭「世高通宝(せこうつうほう)」を作るワークショップが19日、喜界町中央公民館で開催された。町内の親子連れなど35人が参加。歴史的に喜界島との関わりも深い琉球の歴史に思いをはせながら古銭作りを楽しんだ。
首都圏若者ら、島暮らし体験 JAL、大和村で「ワーホリ」 就農や6次産業化(2023.02.24)
地域の暮らしを体験する「JALふるさとワーキングホリデー」が12日から、大和村で始まっている。首都圏の若者ら19人が同村に滞在し、農作業を手伝ったり6次産業化を学ぶなど、島での仕事や暮らしを体験。働く村民との交流を深めながら、新たな価値観や将来のあり方を探っている。
高校入試最終出願 大島学区倍率は0・60倍 2学科が定員満たす(2023.02.24)
県教育委員会は22日、2023年度公立高校入学学力検査の最終出願者数を発表した。大島学区は学力検査定員1028人に対して612人が出願。倍率は前年度比0・02ポイント減の0・60倍となり、県内7学区で、熊毛学区と並び1番低い倍率となった。
伊仙町「ふるさとレストランPJ」 中華料理の一流シェフら招へい 地場産品で創作料理披露も(2023.02.22)
ふるさと納税の返礼品食事券にもリンクさせて地場産食材・商材をPRする「ふるさとレストランプロジェクト」事業に取り組む伊仙町では20~21日、東京や横浜の著名な中華料理レストラングループのオーナーシェフ2氏を招へい。徳之島の農林水産物の生産加工者との意見交換会や、それら食材を使った創作料理実演と試食会、各生産現場視察などで交流した。
沖永良部島のシェアハウスに看板設置 ワーケーション中のイラストレーターが制作(2023.02.22)
和泊町のシェアハウス「ハニーカム」(和泊町出花字)に1月31日、同施設に併設する蜂蜜製造工場の看板が設置された。
「古志大根」給食で提供 伝統野菜を児童生徒が栽培 篠川小中(2023.02.21)
瀬戸内町立篠川小中学校(吉鶴正樹校長、児童生徒9人)の児童生徒が育てた伝統野菜「古志大根」が17日、同町内の給食で提供された。同校の菜園で昨年10月に植え付け、15日に収穫したもの。伝統野菜の保存に取り組む鹿児島大学農学部付属農場の技術専門員、中野八伯さん(42)が栽培に協力した。児童生徒らは、自分たちで育てた古志大根の素朴で懐かしい味わいを楽しんだ。
国体相撲、代表争い本格化 奄美市で強化稽古開催(2023.02.21)
鹿児島県で10月に開催される「燃ゆる感動かごしま国体(特別国民体育大会)」に向けた相撲競技の強化稽古が18、19の両日、奄美市名瀬の御殿浜公園内にある相撲練習道場であった。奄美大島、徳之島、県本土から成年選手が集い、3枠の鹿児島代表入りを目指して約1時間の稽古に汗を流した
島口親しみ、継承へ再認識 「方言の日おはなし会」 奄美市(2023.02.20)
奄美市名瀬の県立奄美図書館で19日、大島地区「方言の日」関連事業のおはなし会があった。幼児から高齢者まで75人が参加。島口による絵本の読み聞かせや「シマユムタ(方言)を伝える会」の日置幸男副会長の講話があり、参加者は方言に親しみながら継承する大切さを再認識した。
老若男女が方言の魅力伝える 知名町で島唄・島ムニ大会(2023.02.20)
知名町の第25回島唄・島ムニ大会(町教育委員会主催)は18日、同町のおきえらぶ文化ホールあしびの郷・ちなであった。町内の老若男女13団体・個人がシマムニ(沖永良部島方言)に関する作文発表やシマムニでの寸劇、島唄を披露し、島の伝統文化や方言の魅力を伝えた。
ザトウクジラの出産確認 国内初、興さんら撮影 奄美大島(2023.02.19)
奄美クジラ・イルカ協会(興克樹会長)は18日、奄美大島沿岸でザトウクジラの出産を確認したと発表した。ホエールウオッチングのツアーを案内していたスタッフと、同行していた興会長が、出産中の母クジラと出産直後に親子で泳ぐ姿を撮影した。ザトウクジラの出産が記録されたのは、国内で初めて。興会長は「貴重なシーンに出合えた。生まれたての赤ちゃんが泳ぐ姿を間近で見て、生き物の力強さに感動した」と話した。
一色次郎(知名町出身の作家)調査へ 鹿大の教育研究センター・研究者2人来島(2023.02.19)
知名町余多出身の作家、一色次郎(本名・大屋典一)の調査のため、鹿児島大学法文学部附属「鹿児島の近現代」教育研究センターの鈴木優作特任助教(44)と日髙優介特任助教(43)の2人が17~19日の日程で、沖永良部島を訪れている。島に残る一次資料の発掘、調査が目的。
最優秀作品賞に興紬商店 商品化コンは前田紬工芸 紬グランプリ(2023.02.18)
2023本場奄美大島紬グランプリと第34回翔けあまみ原図展・製品化コンテスト、紬従事者の技を競う第26回地球印競技会の審査結果が17日に公表され、紬グランプリは興紬商店の作品が最優秀作品賞(県知事賞)に輝いた。製品化コンの最優秀賞(同)には、龍瀬小4年の碇山月子さんが描いた図案を基に前田紬工芸が制作した反物が選出された。表彰式は22日午前10時から奄美市産業支援センターである。
「世界に向け奄美PRへ」 パレード参加者を大募集 NY奄美会(2023.02.18)
ニューヨーク奄美会(榮秀吉会長)が、マンハッタンで行われるパレードへの参加者を広く募っている。開催は5月13日。「世界に向けて奄美を一緒にPRしましょう」と呼び掛けている。
コロナ前水準に回復 金作原の利用状況報告 22年GWは大幅増 奄美大島(2023.02.17)
奄美大島利用適正化連絡会議の会合が16日、奄美市役所であった。世界自然遺産登録に伴う観光客の増加を見据えて、認定ガイドの同行制や車両台数制限などの規制を導入した金作原国有林(奄美市名瀬)の利用状況報告があった。新型コロナウイルスの影響で利用者は減っていたが、2022年のゴールデンウイーク(GW)は1日当たりの平均車両台数が17台、利用者数は109・6人と、調査を開始した17年以降で最多となった。事務局の県奄美世界自然遺産室は、年間を通じた利用状況も「コロナ前の水準に戻りつつある」としている。
富国製糖 天候不良影響春植え推進期間で調整へ 品質良好 基準糖度帯以上95・4%(2023.02.17)
奄美市笠利町の富国製糖奄美事業所(有村成生社長、中山正芳所長)の2022~23年期の製糖状況(今月16日現在)で、サトウキビ原料処理の進捗=しんちょく=率は57・0%となり、やや上昇したものの計画に対し2日分遅れている。雨天時はハーベスタ(収穫機械)が稼働できないなど天候不良が影響しており、春植え推進期間の日程短縮で調整していく。
地域活性化へ期待 観光拠点施設建設で説明会 徳之島町(2023.02.16)
徳之島町が同町花徳で建設計画を進めている観光拠点施設についての住民説明会が14、15の両日、町内の2会場で開かれた。環境省や町の関係者などが住民に対し、施設の概要や事業の基本方針などを説明。情報発信や地域連携など、地域で担う役割も示して建設への理解と運営への協力を求めた。住民からは建設に対して否定的な意見は聞かれず、地域活性化への期待の声が多数を占めた。
喜界町がPR 島の魅力、動画で発信 2週間で100万再生突破(2023.02.16)
喜界町は1月26日から、「知る」「また行く」「住みたい」をテーマに喜界島の魅力を発信する4本のプロモーション動画を公開した。雄大な自然やアクティビティ、集落での暮らしや生活風景が織りなす喜界島の物語を、高精細な4K映像で表現。町民も巻き込んだ美しくスタイリッシュな映像で、同町が誇るサンゴの島の魅力をPRしている。
雪遊びに笑顔 卒業生がプレゼント 知名町・上城小(2023.02.15)
知名町の上城小学校(松山淳校長、児童18人)に10日、同校卒業生から雪が届き、雪に触れる体験会があった。児童たちは雪を丸めて投げたり、ウサギの形を作ったりして、めったにできない雪遊びを楽しんだ。
「フラワーバレンタイン」イベント 感謝の気持ち届けよう 知名町4HCがプレゼント(2023.02.15)
男性から女性へ花束を贈る「フラワーバレンタイン」イベントが14日、知名町のAコープ知名店であった。同町農業青年クラブ(4HC)のメンバーら10人が参加し、「ありがとう」の言葉を添えて買い物客に花束をプレゼントした。
もうすぐ1年生 新入学児と保護者のつどい 奄美市名瀬(2023.02.14)
第47回新一年生と保護者のつどい(南海日日新聞社主催、奄美市教育委員会後援)が12日、奄美市名瀬の朝日小学校体育館であった。今春、小学校へ入学する幼児102人と保護者らが参加。交通講話や体操教室、読み聞かせなどを楽しみ、4月に始まる新生活に期待を膨らませた。
沖高商業科3年生11人「サニーボトル」活用 環境問題に関心を(2023.02.14)
沖永良部高校商業科の3年生11人が、水筒の代わりに使う「サニーボトル」を活用して、ペットボトルの削減に取り組んでいる。
崎原千本桜」生みの親 苗づくりから始め集落周辺植樹 花見客でにぎわう 米田さん願いかない笑顔(2023.02.13)
奄美市名瀬の崎原(さきばる)集落は、山の高台にあり世帯数が50世帯(今月2日現在)と小さな集落だ。過疎化が著しい中、世帯数が少なくなってもにぎわうようにしたいと「集落を守る方法」として周辺にヒカンザクラを植えたのが米田秀次(ひでじ)さん(91)。市道を挟むように両面に植樹された通りは「崎原千本桜」として知られるようになり、開花期は連日、大勢の花見客でにぎわう。生みの親の米田さんの願いがかなった光景が刻まれている。
国産コーヒーは超希少 観光ツアー商品化有望 伊仙町主催 珈琲農園体験に15人(2023.02.13)
伊仙町主催の「コーヒーの木一本まるごと体感~珈琲農園体験~」が12日、町内で国産コーヒーの栽培と製品化に取り組んでいる「宮出珈琲園」(宮出博史代表)のコーヒー園であった。定員の15人が参加。コーヒーの実の収穫体験やコーヒーの木の葉を活用した発酵茶、豆の焙煎、おいしいコーヒーの淹(い)れ方などを体験。希少性も再確認した。
果実など残渣使い商品へ 日本公庫 加工棟建設、農地取得支援 農福連携、六次産業化事業所(2023.02.12)
就労支援事業所(就労継続支援B型、復職支援)あまみんを運営し、農福連携や六次産業化に取り組む㈱リーフエッヂ(田中基次代表)=龍郷町大勝=は、余剰作物や食品加工で発生する果物などの残渣=ざんさ=を活用した商品づくりに乗り出している。商品開発の拠点となる加工棟を建設中で、野菜など作物生産のための農地取得含めて取り組みを日本政策金融公庫が支援している。
奄美初、栄田さん1位 フラワーデザインかごしまカップ ハンディを島の価値へ(2023.02.12)
県フラワー協会主催「第21回フラワーデザインかごしまカップ」の審査が3日、鹿児島市中央町のアミュプラザ鹿児島で行われ、フリーデザイン部門で奄美市名瀬の生花店「H.O PROJECT(エイチ・オー プロジェクト)」の栄田将太さん(40)が手掛けた作品「春の輪音(りんね)」が1位に輝いた。奄美群島からの出展者が1位となったのは初めて。
名瀬小、創立150周年記念式典 「伝統を未来へつなぐ」 祝福に歴代校長らが出席(2023.02.11)
奄美市の名瀬小学校(上村英樹校長、児童329人)で10日、「創立150周年記念式典」が行われた。明治、大正、昭和、平成、令和と五つの時代に渡り、歴史と伝統を築いてきてきた同校を祝福しようと、歴代の校長やPTA会長、1953年から交流のある中村小学校(東京都練馬区)の校長など多くの人が出席した。
奄美黒糖は12点が入賞 県本格焼酎鑑評会 3年ぶりに表彰式(2023.02.11)
2022酒造年度に県内で製造された焼酎の出来を審査する県本格焼酎鑑評会の表彰式が10日、鹿児島市の城山ホテル鹿児島であった。新型コロナウイルス感染症の影響で過去2年間は中止だった表彰式と祝賀会が3年ぶりに開催された。
徳之島の動植物描いた壁画完成 平土野商店街、新たな観光スポットに(2023.02.10)
鹿児島県徳之島の動植物を色鮮やかに描いた壁画が天城町の平土野商店街で完成し、話題を呼んでいる。制作したアーティストの「たのち」さん(36)は「見ていて楽しくなるように色使いにこだわった。新たな観光スポットとして活用してもらえたらうれしい」と作品への思いを語った。
島に人呼び込む流れを 「さかさま不動産」沖永良部支局開設 家借りたい人が大家募集(2023.02.10)
物件を借りて挑戦したいことがある人の思いを可視化し、貸主を募集する不動産ウェブサービス「さかさま不動産」の沖永良部支局開局イベントが8日、知名町知名のコミュニティースぺース「entaku」であった。トークセッションを通じて運営会社が同サービスの概要を説明。支局運営を担うツギノバ(北海道利尻郡)の大久保昌宏代表理事は「この取り組みを沖永良部島でやっていくことで、島全体に人を呼び込む動き、流れをつくっていけたら」などと話した。
群島タンカン品評会審査結果 金賞、L西田さん(笠利町)・2L玉野さん(大和村)連覇(2023.02.09)
2022年度奄美群島タンカン品評会(奄美群島農政推進協議会、JAあまみ主催)の審査結果が8日、発表された。階級ごとに金・銀・銅賞(各1点ずつ)が選出され、最高の金賞はL階級が西田昭仁さん(奄美市笠利町)、2L階級は玉野公和さん(大和村)が受賞、玉野さんは前年度に続いて2連覇の快挙となった。高温や日照不足、寒波による急激な気温低下など厳しい気象条件にあるが、品評会出品の上位入賞者は管理技術や工夫によって乗り越える取り組みが評価された。
伝統のカヤ葺き替え始まる りゅうがく館前の高倉 龍郷町、佐渡から職人も参加(2023.02.09)
龍郷町のりゅうがく館前にある高倉のカヤの葺き替えが始まった。今回葺き替えられるのは、国の登録有形文化財となっている3棟のうちの1棟。歴史的建造物を伝統工法にのっとって修復し、文化を後世に残すため、8年前から順次実施している。
3集落有志が「サンサンフェスタ」 徳之島町山 地産地消や名所巡り(2023.02.08)
徳之島町北部の手々・金見・山(さん)3集落の住民有志たちが初企画した地域活性化イベント「サンサンフェスタ」(同実行委員会主催)が5日、山集落であった。新鮮な農産物の即売や食物バザー、地域に眠る歴史・文化・自然などの宝を生かした集落巡り、滝トレッキングツアーなどを提供。町内外からの家族連れなどを楽しませた。
西郷菊次郎縁・龍郷町PRラッピング電車 町長や出身者ら 大島紬など着用し乗車(2023.02.08)
京都電気鉄道㈱は昨年12月から、同社嵐山本線と北野線(通称・嵐電=らんでん=)で龍郷町をPRするラッピング電車を運行しているが、今月4日には同町の竹田泰典町長や関西在住の出身者らが乗車した。西郷隆盛の息子で同町出身の西郷菊次郎が第2代京都市長を務めた縁から実現したPR車両。古里を思う出身者含めて、つながりを再認識する機会となった。
沖縄初、奄美ルーツの女性噺家・金原亭杏寿さん 11日、二つ目に昇進 「大島紬での高座」夢に(2023.02.07)
沖縄県初の「女流噺家」の金原亭杏寿(きんげんてい・あんじゅ)さんは、奄美大島にもルーツを持つ。男性社会で、花を咲かせようとするヒロインに迫った。11日、二つ目に昇進する杏寿さんは「大島紬での高座」を夢に描いている。
3年ぶり、奄美よーりよーりラン 100キロ、51人・4チームが完走 ウルトラランは川畑(住用町)がV(2023.02.07)
奄美大島北部(奄美市笠利町、龍郷町)を舞台に、景勝地や名所を巡りながら長距離を走る「第2回奄美よーりよーりラン2023」が5日、奄美市笠利町のまーぐんま広場を発着点にあった。最も距離の長い100キロの部には、ランナー61人と10チームがエントリー。月明かりの下、会場を飛び出したランナーらは、満開のヒカンザクラなどを背に冬の笠利・龍郷路を走った。100キロウルトラランの優勝は奄美市住用町の川畑信道で、10時間43分36秒のタイムで駆けた。51人・10チームが完走した。
地域の魅力、活動を発表 島サバクリエイティヴ 各島で奮闘する男女8人登壇 与論町(2023.02.06)
奄美群島で島おこしに取り組む人々が体験談を語る「島サバクリエイティヴGCD(ガシド)トークショー」(奄美群島広域事務組合主催)が5日、与論町の砂美地来館であった。各島で奮闘する男女8人が登壇し、それぞれの地域にある魅力や課題を取り上げ、自身の活動や将来へ向けた期待、不安などを本音で語った。来場した約70人は「ガシド!(そうだね)」と共感とエールを送った。
探究コンテストで最優秀賞 沖永良部高校 「尊重し合える社会になって」(2023.02.06)
沖永良部高校普通科2年生の「せりよさ探究」グループの3人が、第3回高校生探究コンテスト(県教育委員会主催)の社会課題分野で最優秀賞に輝いた。持続可能な開発目標(SDGs)の一つ「ジェンダー平等の実現」をテーマに、島に残るアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)に焦点を当てながら、ジェンダー差別を次世代に残さないための方法を考えた。
抜港、物流コスト対策訴え 与論で知事とのふれあい対話(2023.02.05)
塩田康一知事と県民が意見交換する「知事とのふれあい対話」が4日、与論町地域福祉センターであった。町内の農家や観光関係者、水産業者などから推薦5人、公募10人の計15人が発表。人流・物流に直結する抜港や本土、奄美群島の他の島と比較しても割高な物流コスト、移住・定住に向けた住宅整備の現状など訴え、課題解決を求めた。
「にっぽん丸」4年ぶり徳之島へ クルーズ観光復活に期待 地元熱烈に歓送迎(2023.02.05)
「珠玉の世界遺産3島めぐり」。乗客約270人を乗せた商船三井客船の「にっぽん丸」(2万2474トン)が3日の奄美大島に続き4日は徳之島・天城町平土野港に接岸。コロナ禍の荒波で4年ぶり。乗客たちは、観光振興を願う島民たちの熱い歓迎を受けて、自然遺産の森のトレッキングや名物の闘牛観戦などを楽しんだ。
治療、完治後に放獣 徳之島では初 保護のクロウサギ 環境省(2023.02.04)
環境省徳之島管理官事務所は3日、先月中旬に徳之島町内で負傷している状態で保護された国指定特別天然記念物のアマミノクロウサギ1匹を奄美大島の動物病院に搬送して治療し、見つけた場所の近くの山で放獣したと発表した。同事務所によると、奄美大島で治療を受けた個体が完治し、徳之島で野生に返されたのは初めて。
徳之島のネット不通、影響大 災害匹敵、官民挙げ再発防止を(2023.02.04)
徳之島のインターネットでの光回線の通信障害により、1月24日から2月1日まで島全体でインターネットが使用できなくなった。幸いにも島民の安全や健康への影響はなかったが、積極的にICT(情報通信技術)を活用する企業への影響は大きく、早期復旧や再発防止を求める声が強く聞かれた。今回の通信障害を津波や地震のような災害と同じように捉え、他のインフラと同様の備えを訴える専門家の声もある。
農福連携を実践 和牛生産(繁殖)は県内初 初出荷に笑顔徳之島町の就労支援施設「どぅどぅ」(2023.02.03)
障がい者たちが農業分野で自信や生きがいを育み自立・社会参画を後押しする農福連携―。2021年11月、徳之島町亀津に新たに開設された障がい者就労継続支援B型施設「どぅどぅ」(管理者・仲昭吉代表)。その利用者たちが心を一つに手塩にかけて育てた子牛第1号が初出荷にこぎつけた。和牛生産部門での農福連携は県内初。暖かい陽光のもと笑顔の花が広がった。
県フラワーコンテスト 亘さん(和泊町)ら3人が特別賞 沖永良部から出品も減少(2023.02.03)
2022年度鹿児島県フラワーコンテストが2日、鹿児島市の県民交流センターであった。、奄美関係では亘巧生さん(和泊町)のスプレーギク「ポワル」=写真右=が鹿児島県議会議長賞、平秀徳さん(知名町)のテッポウユリ「ひのもと」=写真中=が九州農政局長賞、田尻博樹さん(同)のグラジオラス「ポリシャスフリスビー」=写真左=が日本花き卸売市場協会長賞を、それぞれ受賞した。
タンカンシーズン到来 はさみ入れ式、奄美市笠利町で JAあまみ大島事業本部(2023.02.02)
JAあまみ大島事業本部主催の2022年度「奄美たんかんはさみ入れ式」が1日、奄美市笠利町の西田農園であった。生産者と同事業本部、行政などから関係者約50人が出席。鮮やかに色づいたタンカンにはさみを入れ、収穫シーズンの到来を祝った。
北緯30度以南行政分離「二・二宣言」 GHQ「国民に知らしめた日」(2023.02.02)
77年前の1946(昭和21)年2月2日、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)による覚書として宣言されたのが「二・二宣言」だ。日本の領域のうち屋久島の南、口之島(十島村の玄関口)を境にした北緯30度以南の南西諸島は小笠原諸島と共に日本から行政分離、米軍政府の統治下に置くというもの。「奄美群島の復帰史の全ての始まり」と捉えることができ、日本復帰70周年の今年、歴史的な位置付けがあらためて問われそう。
急患、沖縄へ受け入れ依頼可能に 奄美大島、喜界の妊婦・新生児 県周産期医療協議会(2023.02.01)
2022年度県周産期医療協議会(会長・池田琢哉県医師会長、委員18人)が30日、鹿児島市のホテルであった。奄美大島と喜界島の医療機関における妊婦・新生児への緊急時対応で新たに、島外搬送時の調整窓口である鹿児島市立病院が、沖縄県立南部医療センター・子ども医療センターに受け入れを依頼できるよう制度を見直した。同協議会の変更案了承を受け県が31日に通知し、正式運用を開始した。
知名町に子ども第三の居場所「entaku」開所 世界から人が集まる場所に(2023.02.01)
一般社団法人ツギノバ(大久保昌宏代表理事)は31日、日本財団の助成を受け、「子ども第三の居場所」事業のコミュニティモデルとなる施設「entaku(エンタク)」を知名町フローラル館地下1階に開所した。「子ども第三の居場所」の拠点施設は島内で3カ所目。ツギノバの大久保代表理事は「沖永良部島に根を張り、自分たちができることを進めていきたい」と話した。