起こりやすい季節は?
脳梗塞が起こりやすい季節は 一番が夏(6月~8月)続いて冬(12月~2月)です。
夏は汗をたくさんかき、冬は外気の乾燥によって知らず知らずのうちに体から水分が失われ、脱水症状により血液はドロドロとなり、その結果、脳の血管は詰まりやすくなるからです。
起こりやすい時間帯は?
特に脳梗塞の中でも
脳の細かい血管が狭くなり、詰まって起こる脳梗塞【小梗塞】や動脈硬化で狭くなった脳の太い血管に血栓ができ、血管が詰まって起こる脳梗塞【中梗塞】は睡眠中に発症し、
心臓にできた血栓が血流に乗って脳まで運ばれ、脳の太い血管を詰まらせて起こる脳梗塞【大梗塞】は起床から2時間以内が一番多いと言われています。
寝ている時にはコップ約1杯分の汗をかくと言われています
就寝中は水分を取らないため、脱水状態になりやすく、しかも 血圧が下がることで血液の流れが悪くなり、血管が詰まりやすい状態になります。
脱水症状が1つの原因なので 対策は簡単、次の事を心がけましょう。
●就寝前:寝る前には必ず水分補給をしましょう。その場合は、体を冷やしすぎないために、温かいか、常温の麦茶等が適しています。
●就寝中:中高年の方は、睡眠中にトイレに立つことが多くなります。これを嫌がって夜間に水分を控える方は少なくありませんが、むしろ枕元にペットボトルや水筒を置き、トイレに立った時などいつでも飲めるようにしておくと良いでしょう。
●起床時:朝起きてからの1時間は、水分や朝食を摂ってゆっくり過ごすようにするとよいでしょう。急激な変化は禁物です。朝食には、ヨーグルトやフルーツなどを食べておくことをお勧めします。ミネラルとタンパク質をとることで水分が血管内に維持されやすくなり、脱水を改善して血管事故の予防に役立ちます。
【筆者の体験と反省:T.M.】
筆者も昨年の11月に 脳梗塞を発症しました。早朝、尿意で目覚め トイレへ歩いた時 ひざから下に力が入らず 雲の上を歩いているような ふわふわとした違和感を感じた事からすると 就寝中に脳梗塞を発症したようです。
夜中にトイレに立つのがいやで 寝る前は水分を控えていました。上記の●就寝前 ●就寝中 ●起床時の対策は この反省から今筆者の実施している対策です。